2016年9月9日金曜日

2016年夏のロシア旅行。その6〜「クレムリン」と最終日〜


6日目最終日。
 今日は朝から「クレムリン」観光。「赤の広場」と「聖ワシリー寺院」「グム百貨店」、そして午後からは「武器庫」「ウスペンスキー大聖堂」へ。今日も流れ作業で忙しい。


道中で見かけたガラスの建物。ロシアの歴史資料館っぽい。

 もうね、ガイドの方がね、毎回バス内で丁寧に市内案内しながら現場へ向かうんですよ。そうするとですね、あ、ここ行ってみたい、行って見たかった。ここで降ろしてもらいたい。というのが出てくるのです。交通費、食費、ガイド込み込みで団体ツアーも便利ですけどね、やっぱり個人旅行で来たかったーってなるんですよ。ああ、せっかくの夏のロシア...またこなければ...
 ああ、あと、両ガイドさんの口からゴルバチョフやペレストロイカに関わる話は一切出てきませんでした。ソ連時代を知っているロシア人は、アレはあまりよく思っていないという話は本当なのかも.....。




 「赤の広場」「聖ワシリー寺院」「グム百貨店」へ。
「聖ワシリー寺院」は表を見るだけで非常に勿体無い。しかし、うーん、テトリスを思い出す。




 赤の広場にはレーニン廟やらカザン聖堂や歴史博物館などもあるのです。せめてレーニン廟裏の偉人達のお墓くらい見たかった。




 「グム百貨店」は自由行動だったけれど、決められた時間が短く、お土産を買うにもどこに何があるやら状態で困った。


ソ連時代のアイスクリームを再現したものを売っている。

行列が途切れることなく大人気。しかし売り子のお姉さんたちはテキパキしててあっという間に購入できました。どんどんはけていって、補充もおお忙し。

クワス屋さん。


 3階だったかな?まで上がって急ぎ足で良さげな店はないかとさがしていると、ちょうどロシアの陶器メーカー、インペリアルポーセリンのお店にあたり、そこでニワトリの絵皿を購入。空港でも見かけなかったので、もっと買ってくればと、ここでも。



 昼食に外部のレストランで揚げないポテト入りのピロシキや、スープ、シャシリク、カスタードのパイなどを食べ、最後の観光地へ向かいます。

最後は「武器庫」「ウスペンスキー大聖堂」



入り口。

橋から。




この建物に国旗があがっている日は、中にプーチンがいるそうです。そーゆー場所。

戦利品の一部。本当に大砲やらがあちこちにゴロゴロしていました。

街灯の足元はストーブになっていました。

 世界一大きな鐘。

 入場まで少し時間があったので、ミュージアムショップだろうと思われる建物へ入り、偶然目に止まったハーピーの絵皿を購入。

 「ウスペンスキー大聖堂」の中にも土産屋があって、"わらじを拾った狐"のガチョウを脇に抱えて走る姉様狐の陶器のフィギュアがあり、高額で購入をあきらめたけど、買っておけばよかった... (こればっか)。サンクトペテルブルグでもバーバ・ヤガーの精密な絵が描かれた漆塗りの小箱が売っていたのだけど、超高くてな...結局入手できず。うーん。






 こちらの観光地、両方とも内部の撮影は不可だったので、写真は外部のみ。もうちょっと見たかったけど、もう帰るのです...。




機内食お夕飯。

機内食朝。私のフォーチュンクッキーには何も入ってなかった...ショック!



 今回のお土産(私のぶん)なんだかんだ言って色々買ってきました。
 CCCPとソビエトのマークの入った丸いプリャーニキ(スパイスが入った固いパン生地の中にジャムが入ったお菓子)は、グムのスーパーで購入。大きさとデザインがお土産用にちょうどいいかも。プリャーニキは普通のスーパーでも売っていました。そっちのを色々買って、食べ比べてもいいかも。


 母が、「ガイド付き団体ツアー旅行は移動や食事は楽だけど、自由がないからね〜。」と言っていたのは本当だった。まぁ、思い返せば修学旅行とかもそんな感じだったなぁ。同行していた他の旅行者もお年寄りばかりだったのも納得。しかしもう団体旅行は勘弁。だいたい地理も街の様子も把握できたので、次回は個人旅行でじっくり楽しみたいなと。

 交通の便もよさそうだし、街も綺麗に掃除してあり、お店の人たちも噂ほど無愛想ではなく(でも、セルギエフ・ポサードの売店レジの尼さんたちはすごく無愛想だった...)他の国と比べると落ち着いた感じがして良いです。食べ物は美味しいし、危険な雰囲気は全くありませんでした。しかし、夏以外はとても寒そうで、寒がりの私にはちょっときついかも。だけどシーズン外は旅費が安くなるので、冬のロシアも挑戦してもいいかなと思いました。ウラジオストクから鉄道でモスクワまで行ってみても面白いかもしれません。

 今まで訪れた海外旅行先で、5つお気に入りを挙げるとしたら、第1位はイタリア、第2位にロシア、第3位にトルコ、第4位にマレーシア、第5位にカンボジア、の順かしら。これらの国はもう一度行きたい場所でもあります。

 チェコ、ロシアと行くペースが速かったので、次回海外旅行はだいぶ先になりそうな予感。
今度はどこになるかなー。

 おまけ。ロシアで見かけた気になる建物。もっといろいろあったのですが、ずっとバス移動だったので、なかなかうまく写真が撮れず。昔ながらの木造の家はなかなか写真に収めることができなかったのが残念。

ちょっと見えづらいけど、ロシアの昔話のモザイク画があちこちに描かれた建物。劇場かな?

緑色とモザイクタイルの外壁が綺麗。しかし入り口の機械的な部分が気になる。何の建物なのだろう。

バルコニーを支えるコウモリ。

信号、明かりがついていない瞬間を撮ってしまう...。歩行者用の信号は中の人が動くのですよ。

こーゆーソ連時代のレリーフとかがいきなり出てきます。

オブラスツォワ人形劇場。見学したり観劇したりしたかった....(涙)



あちこちの路地や広場で花のアーチなどがかざられ、屋台などが出ていました。

夏は道路工事の季節なんだそうです。冬に備えて。

シャーロックホームズのシルエットの前に行倒れの人が...寝てるだけなのか、それとも...。


近代的なガラスのビル。

ステンドグラスがすてき。

ガラスが目立つ建物はデパートなのかな?

宇宙飛行士記念博物館のモニュメント。奥はオスタンキノ・テレビタワー。

緑色のふちどりが綺麗です。

壁画もよく見かけました。


以下の2枚はサンクトペテルブルグから。


上の黄色い建物と、こちらは両方ともアパートだそうです。

以上。またね〜。


2016年夏のロシア旅行。その5〜「モスクワの地下鉄」と「セルギエフ・ポサー ド」〜


5日目
 駅へ行くなら早朝か夜しかない!と思い、朝食前の散歩を兼ねて、朝早くホテルから一番近い「キエフスカヤ駅」へ出発。
 せっかくモスクワへ来たのだから、有名な駅舎の1つでも見て帰らないと大損です。モスクワ地下鉄の多くのホームや駅舎は、ソ連時代に建設されたもので、各駅それぞれ違った美しい内装が有名なのです。





公園にあるいかにもソ連という雰囲気のかっこいい彫刻たち。みんなポケスポットになってました。



 スーパーマーケット横の公園をつっきると、デパートが。そのデパートをぬけるともう「キエフスカヤ駅」です。ホテルから歩いて10分程度でしょうか。意外に近い。朝のラッシュ前かもしれませんが、たくさんの人々が駅の中に吸い込まれて行きます。
 まずは地上から。








 ホームに入るには、もちろん有料、チケットを買わなければいけません。
 タッチパネルの改札口の脇に、数台の券売機があり、2ステップほどの簡単操作で、カードを購入できるはずなのですが....お札投入口の隙間にお札を落としてしまい、駅員さんにお札を救出してもらう羽目に。ハズカシー。お世話になった駅員さんは、いかにも駅員といった風貌のおじさんで、とても親切丁寧に対応してくれて本当に助かりました。スパシーバ。しかしなんであんなすきまがあいているのだろう...



 こちらは今回買ったシングルカード。これ1枚で、50ルーブル。
 裏にはゴミ箱へ何かを捨てている人のピクトグラムが描かれています、紙でできているので使用後はゴミ箱へ捨ててね、というようなことでしょうか?。しかし、わかりやすいデザインでほんとありがたい。
詳しくは、メトロの公式サイトで詳しく書かれているので、そちらでどうぞ。(グーグルクロームの自動翻訳機能を入れていると楽ちんです)

 この国も日本と違って、どこまで乗っても同一料金だそうなので、頻繁に乗り物を利用する予定の方は、カードを購入しておくと便利かも。あと、トロイカというパスモやスイカのようなカードもあるそうです。










 ホームのモザイク画はいかにもソ連といった素晴らしさ。突き当たりのレーニンのモザイク画の前で多くの人が写真を撮るのでしょうか?撮影するのにちょうどいいところに線が引いてありました。
   時間の関係で1駅みるだけだったけれど、満足。恥もかいた甲斐がありました。



 ホテルに戻って朝食。高級ホテルの朝食バイキングなので、テラス付きの美しい室内には、溢れんばかりの種類の食べ物や飲み物が並んでいます。今回の旅先のレストランでは味わえないような、ニシンの酢漬けや、甘い菓子パン、チーズ、果物などを、試食のように少しづつとり堪能。どれも美味しい。



 食後はバスに乗って「セルギエフ・ポサード」へ。ここは大修道院と、その周辺にできた教会群と、木彫りのお土産とマトリョーシカの産地として有名な観光地です。



 こちらも午前中からたくさんの観光バスが停車しています。ここでも中国人多すぎ。
 湿地帯の中に、ポツンポツンと教会が建っているものかと思ったのですが、綺麗に整備された広場の隣の、広大な塀の中に様々な教会が集結していました。







 ここでは女性は髪の毛を隠すためにスカーフを頭にかぶる決まりがあるのですが、忘れてしまったので、ちょうど着ていた上着のフードをかぶってごまかす。しかし、イスラム教のモスクのように義務ではなさそう。スカーフ無しの人々もよく見かけたし、信者でもないので、スカーフは無くてもだいじょうぶかな....と。




 売店のそばには古き良き伝統的なクワス売りのおばちゃん達がいました。私たちも一杯ずつ購入。モスクワの空港で飲んだものとは違った、さっぱりとして喉越しの良いクワスでした。この日は日差しが高く暑かったので、冷えてシュワっとしたクワスがちょうどいい感じ。

 ここで修道院の黒パンとジンジャーブレッド、ホフロマ塗りの籠と、グジェリ焼きの姉様狐のフィギュアを購入。ホフロマ塗りとグジェリ焼きはここでたくさん買っておけばよかったと、また後々後悔するのであった。


 そんな「セルギエフ・ポサード」も観光時間が経ったの1時間という超過密スケジュールで昼食のためのレストランへ、今日はパスタの入ったスープ、キエフ風カツレツやメドヴィックという名前の蜂蜜のケーキなどを頂く。ケーキがとても良い。ホールで買って帰りたいくらい。(食べかけですみません、ちなみにお皿が足りなくて紙の上で食べることに)




 その後はまたモスクワへ戻り、「モスクワ大学」「ノヴォデヴィチ修道院」の外観を見て、「雀ヶ丘」で景色を見て移動。


「雀ヶ丘」のマンホール。




 モスクワ大学への通りにはリンゴの木がたくさん植えられていました。まだ色づいてはいませんでしたが、貧しい学生はこれらを食べてお腹を膨らませているのかしら?というくらい鈴なりに実っています。しかし、ほんと遠くから見るだけ。


 今夜はサラダとビーフストロガノフ。ガイドさん曰く、歯の弱いストロガノフ爺さんのために作られた柔らかい牛の煮込み、というのが発祥だそうで、マッシュポテトの上にビーフストロガノフがかかった料理が出てきました。これならお年寄りでも大丈夫。毎回品数が少ないように見えますが、一皿が結構なボリュームです。毎回パンも付きますし、満腹になります。



 ホテルに戻ると、すぐにキエフスカヤ駅隣のデパートへ。グム百貨店が三越なら、こちらは、ららぽーとやイオンといった感じでしょうか?
 地下にスーパーがあるようで、降りると目の前に、手芸用品や画材や文房具が売られているハンズのような広いお店が。スーパーの前は催事場のようになっていて、トルコ菓子とイクラなどの缶詰、そして観光客向けのマトリョーシカが売られていました。


ユニクロも入っている。

 イクラのテーブルには、なぜかみなれた日本の駄菓子も並んでいてびっくり。ロシアでダイドーの自販機があるという話は聞いていたのですが、駄菓子までこんなにあるとは。先にモスクワの空港でも マルカワのフーセンガムを見かけていたのですが、驚きの値段で売られていました。国が変われば値上がりもするのね。 

 あと、いつも旅先で英語を使うときはだいぶ自信なさげになってしまうのですが、ロシアではかなり積極的に言葉が出てきて不思議。向こうも英語は片言の人が多かったから、無意識にリラックスして会話ができていたのかも。

 こちらの広いスーパーでも、またお菓子とチーズなどの乳製品を購入。品揃えはホテルの前の小さなスーパーより、もちろんこちらの方が豊富です。

そして、夜のキエフスカや駅を遠くからみて、今日はおしまい。