プラハ旅行2日目、12月19日。
((パノラマ画像はクリックで拡大できます))
プラハの12月も朝は遅い、7時半すぎにようやく日が昇る。
朝食をとってバーツラフ像前で人を待ちます、今日も気温は高い様子。1分ほど待っていると、トラム停留所方面から日本人女性があらわれました。今日は朝9時からお昼の13時まで「プラハ城」と「カレル橋」と「旧市街地」の観光ツアーなのです。この日の午前中のツアーはわたしたちふたりのみだったらしく、気兼ねなく、じっくりと観光できそう。
チェコは母も初めての土地だったので、"現地を把握するために、必ず半日の現地案内を申し込むのよ!"ということで、今回はベルトラというツアー会社で申し込みんでみました。人形劇つきのツアーもあったのですが、スケジュールが合わず、申し込めなくて残念。
チェコは母も初めての土地だったので、"現地を把握するために、必ず半日の現地案内を申し込むのよ!"ということで、今回はベルトラというツアー会社で申し込みんでみました。人形劇つきのツアーもあったのですが、スケジュールが合わず、申し込めなくて残念。
天気や出身地などの軽い話をしながら、昨日、軽食を食べたホットドッグズタンド目の前にあるトラム駅 "ヴァーツラフスケー・ナームニェスティ" で30分の乗車券を受け取り、"9番のトラム"に乗り、「プラハ城」へむけて出発です。
デパートの前の停留所で22番トラムに乗り換え、トラムは昨日訪れた国民劇場前を通り、レギイー橋を渡り、プラハ城へ向かってぐんぐん上って行きます。多 く の乗客たちもわたしたちと同じようにプラハ城へ向かうようで、最寄り駅" Prazsky hrad "を降りたらトラムの中はからっぽでした。
横断歩道をわたり、「王宮美術館」側の入り口へ向かう橋の上を歩いて行きます。
朝10時前の早い時間なのですが、イタリアやドイツからの老人団体客や、地元であろう高校の課外授業の少年少女たち、中国人、韓国人、そのほか多くの団体客がお城へ向かっていました。
途中、漆喰でできただまし絵のような壁のある建物がありました。漆喰の飾り壁はチェコの建物の特徴の一つだそうです。
城壁をおおうように朝霧が全体の景色を幻想的に飾り立てています。
橋の上から「聖ヴィート大聖堂」がみえました。絶好の撮影ポイントなんだろうけど、手前の木が覆い被さり、少し残念なような、逆に絵になるような。
城門には銃を持った兵隊が立っていました。ピクリとも表情を変えない若い兵隊を前に、親子で観光に来た子供達が代わる代わる記念撮影をしているようすが微笑ましかったです。
橋の欄干にもずらっと飾られていましたが、日本のお正月のお飾りに似た、完全に丸めないで植物を逆さに吊るした系のクリスマスリースをよく見かけました。シンプルでおもしろい。
さて、門を抜けると「第二の中庭」という広場へ出ました。わたしたちはそこから右手にあるインフォメーションセンターで「プラハカード」を購入することに し ました。併設されているお土産屋のレジで、ガイドさんがほれぼれするような流暢なチェコ語でプラハカードの購入手続きをしてくれました。
チェコ語はなんだ かとてもクセがあって早口に聞こえて難しそうなんですよ、ここに住むには習得しなければならないと考えると気が遠くなります。
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☆トラムのチケットとプラハカード☆
観光客が多くの施設や乗り物を利用する際に、必須の観光カードがプラハにもありました。それと、個人での観光の際に必須になるかとおもわれる乗車券の紹介します。
☆トラムのチケット
わたしたちの旅で、トラムを利用する際は、一日乗車券やプラハカードを利用しました。
トラムの乗車券は駅改札そばにある黄色い券売機や、キオスク、町中の新聞販売所、トラムの発着所にもときどき黄色い券売機が設置しているところがありますので、そこで入手することができます。
写真の縦に長いものが乗車券です。
購入したら、駅の改札もしくはトラム内の刻印機に切符を矢印の方向に入れて日付を刻印してください。その時間からが有効になります。その後は持ち歩くだけで有効期限まで利用することができます。刻印機にカードを差し込む必要などはありません。
トラムの標柱にはもちろん時刻表と系統番号が書かれていますので、番号と進行方向を良く見て乗車しましょう。
ひ とつの線路に複数の系統のトラムが行き来しますので、ときどきひとつの停留所に複数のトラムが停車することがあります。日本のように、前に停車しているバ スが出発するまで次のバスが待っているわけではなく、停車するとドアが開いて乗り降りがはじまってしまいます。標柱からすこし離れたところで待つことをお 勧めします。
チェコでもトラムや地下鉄では抜き打ちで切符のチェックの人が車内に現れるそうですが、一週間のあいだ、よくトラムを利用したにもかかわらず、一度も現れなかったのでキセルもチョロいだろうなーと思いました...切符に反応する高性能なセンサーとか車内に付いてたりするのかなー。
地下鉄はA、B、Cの三つの線のみで、とてもわかりやすくできていました。多くの地下鉄へ行く地下通りには、キオスクやファストフード店、雑貨店、スーパーマーケットなどの小さな店が並んでいて便利です。
時刻表や各駅へのルートは、グーグルマップでも確認できます。
☆プラハカード
多くの施設や乗り物を利用する際には必須の観光カードがプラハにもありました。2015年にデザインが一新されたようで、旧市街広場の写真がデザインされた小豆色のカード担っていました。
2日、3日、4日と、それぞれの有効期限のあるカードがあり、学割も効くそうです。私たちは3日期限のカードを購入しました。税など込みで2枚3080コルナ。高いように感じますが、これをもっていれば、利用期限までトラム、地下鉄、ケーブルカーが無料、多くの美術館などの施設が無料もしくは割引で利用することができます。特にプラハ城内は持っていた方が断然お得。そして、私たちのように個人旅行であちこちフラフラする人には必須かなと。
カードのほかに、ロゴ入りのペンと、地図と、利用可能な施設と乗り物などが書かれた小冊子がついてきます(日本語表記はありません)。カード裏に日付と西暦、名前を書いたその日からの利用になるので、必ず書いておきましょう。
また施設での利用の際は、無料でも窓口で新たに機械で発券するシステムなっているようで、プラハカードで無料だからといって素通りするのではなく、必ず 窓口に向かってください。
観光スポットには必ずインフォメーションセンターがありますので、そこで購入されることをお勧めします。
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「聖ヴィート大聖堂」の前へ出ると、多くの観光客たちがあつまっていました。まだ10時前なのでそこそこの人数なんだろうけど、これが午後になると黒山の人だかりになると聞くと、ゾッとします。
この大聖堂はどこから撮っても絵になるようで、特に入り口の前は、多くの観光客達が立ち止まって写真を撮っていました。
人間が見上げると特に美しく映るような、絶妙なバランスで建てられているのでしょうか?堂々とした姿は、立ち止まって写真を撮りたくなる気持ちがわかります。
聖堂内は美しいステンドグラスや豪華な彫刻などでいっぱいです。権力財力。
ガイドさんがおしえてくださったのですが、この大聖堂は何度か増築していて、今の姿になったのは極最近とのこと。よくみると壁の色が異なりますし、ステンドグラスも20世紀に入ってからつくられた物ばかり。ガラスの切り方や色数もちょっと絵をかじったひとならすぐにわかるくらいの近代的なデザインです。その中でも目玉が、チェコの歴史と宗教が描かれたミュシャのデザインのステンドグラスで、ひときわ異彩を放っていました。
お城を出て旧王宮へ。「ヴラスティスラフ・ホール」の見学です。地味だけど美しいアーチの天井に、当時の職人達の力を感じました。
そこを出て「イジー教会」へ向かう途中で、中世の騎士のようなマントをはおったお金持ちそうな人たちが立ち話をしているのをみかけました。マルタ騎士団修道会という歴史のある団体だそうです。やはりなかなか見ることができないそうで、ラッキーだったかしら?
そして「イジー教会」。天井の高い石棺のようなシンプルな教会でした。奥へ行くと洞窟のような小さな王家の墓地があり、ペストで亡くなった人たちを弔う骸骨の像なども安置されていました。しかしここでも権力の象徴がギラギラと。見せつけてやがるぜ。
そのほか、プラハ城内の様々な建物を見学したあとは、「黄金小道」へ。ガイドさんと別れ、集合時間まで自由行動です。
名前からすると、錬金術士や宝飾職人を定住させていた通りだったのかな?と想像していたのですが、兵隊の住む長屋だったそうな。
今は小さな土産屋がならび、カフカが住んでいたという家もあり、カフカの本やグッズが並ぶお土産屋さんになっていました。この写真の青い家ですよ。
ガ イドブックなどにも載っていますが、この黄金小道のあるチャームのお店「コロス・アルケミスト」では、お土産に手頃な錫製のブックマークなどが売られてい ます。ほかのお土産屋さんでも売っているかと思ったのですが、後にも先にもここでしか手に入らないような様子だったので、欲しいと思ったら、すぐに買って おくことをお勧めします。
それと「チェスキー・ポルツェラン」というボヘミア伝統の陶磁器を売るお店も並んでいます。こちらの店も黄金の小道と旧市街の外 れの2件しかなく、デパートなどで探しても時間を食うだけで見つからなかったので、気に入ったら購入しておきましょう。もちろん、敷地面積の広めな旧市街 店のほうが品揃えは豊富でしたけれども。
こちらの写真は、店頭で飾られていた陶器を使ったリース。豪快な感じがします。
「コロス・アルケミスト」の脇にあるせまい階段を上ると、鎧や武器がずらっと並ぶ展示室のような回廊になっています。お城あるある施設。
回廊の壁には、銃を構えて見張っていたであろう小さな窓があり、そこから城の外を見渡せるようになっていて、なかなか良い眺め、気分は兵隊。ボウガンが打てるコーナーがあり、数名の男性観光客達が順番待ちをしていました。
その他、「黄金小道」には昔の住居の様子を再現した家もいくつか並んでいました。中でもサイレント映画時代の映画スタジオらしきものを再現した建物では、ショートフイルムの上映も行っていました。
時間が来たので「黄金小道」の出口にあるカフェの前に集合。おもちゃ博物館やボルコヴィツ宮殿は省いて、黒塔の前から城の外へ出ます。小さな広場があり、そ こでもクリスマスマーケットが開かれていました。喉が渇いたので暖かい飲み物を飲んで小休憩。ここの広場も眺めがよく、緑がたくさんあるので、暖かい季節 であればとても気持ちが良さそうです。
帰りは綺麗に舗装された道を歩いて降りて行きます。
そこでガイドさんに、プラハではやっぱり人形劇は盛んなんですか?と聞いてみると、日本の人たちが想像するほどではないような返事が返ってきました。あ、そういえば大型書店で人形劇やアニメーションの本を探したけど、計4冊しか見つからなかったな...。日本ではチェコと言うと、薄暗い雰囲気の人形劇やストップモーションアニメーションが有名で、よくサブカル系の人々にプッシュされていますが、人形劇の博物館も他の街にあるようで、驚きです。まぁ、日本人も歌舞伎や文楽を日常的に 楽しんでいる人は少数派だろうし、それを考えると、ね。
しかし、観光客でも入りやすい人形劇場もありますし、お土産用の操り人形を売る土産物屋は山のようにありました、名だたる作家達がつくったすばらしい人形 を売る専門店もいくつかあります。そして、この旅行中に訪れた「カレル・ゼマン博物館」や、「ヴェルトルジュニー宮殿」の現代美術のコーナーでは、イジー・トルンカが撮影に使った人形や、映像も楽しめますので、人形劇ファンのみなさん、ご安心ください。
そこの広場から坂を下るとトラムの線路のある道路にでました。そこからまたあるいて降りて行くと、「マーネスーフ橋」が現れ、橋の手前にはハンドメイドのレー ス屋やお土産やなどが見えてきました。橋を渡らずに南へ歩いて行くと、道が二手に分かれているので、右のほうへ行くと、シェイクスピアという名前の古書店があり(あいにくお休みでした)、そこの正面からまた小さな路地へ入りました。写真館やギャラリー、カフェなど、3階程度の小さな家が並ぶ小道を、ガイドさんの説明を 聞きながら歩き、ふと上を見あげると、どこかで見たような塔の屋根が...なんと「カレル橋」のプラハ城側の塔でした。「プラハ城」の出口からここまで歩いて約10分程度。 むむ、歩いてもいけるのね...。
時刻は13時をすぎたところ、「カレル橋」の上は観光客でいっぱいです。
ガイドさんの説明を聞きながら「カレル橋」に並ぶ聖人像を見ていると、あっという間に橋を渡りきり、カレル通りへ入って行きました。「昨日、偶然ここへ来た」と伝えると、ガイドさんが、「入場禁止になっていなければ、地元の人達が利用しているよう な小さな路地にも入って行くと面白いですよ~」と、観光客が入っていかないような、小道へ案内してくれました。
そこでは石畳のせまい中庭を囲むように住宅 がならび、その中心にあった古井戸の上に天文儀のブロンズ像が置かれていました。
小さな星占いのお店のようなものがあり、なんだろう?と、聞くと、プラハ出身の天文学者、「ケプラーの博物館」だそう。
ガイドの残り時間も迫ってきたので、ケプラーのお家には入らずに路地を通り抜けると、正面右手奥の住宅の角に、彫刻が。あーこれは「Embryo」と言われるぶら下がるサナギのような彫刻だ。こんなところにあったのか!。思わぬところで出くわしてびっくり。これは発見まで難易度高いだろうな...。
出てきたところを左手に行き、観光客がまばらな静かな通りをすこし歩くと、もうにぎやかな人の波が。中心に金色の鳥かごのような小さなクリスマスマーケットに出ました。ここも昨日来たところだ。
ガイドさんからクリスマスマーケットで売られている商品や、食べ物の説明を聞きました。チェコは吹きガラスでも有名らしく、クリスマスマーケットでは吹きガラス製の大小多くの種類のクリスマスオーナメントが売られていて、お土産にうってつけとのこと。なるほど、種類も多く、値段も手頃。
そして旧市街広場へ行き、天文時計の謎を聞き、時間が来たのでお別れです。乗り物や建物のこと、ガイドブックや旅行者のブログではわからなかった小さな謎の数々は、現地に住んでいる人に聞かなければ謎は解けなかったでしょう。とても充実したガイドツアーでした。
昼食がまだだったので昨日水を買ったトラム停車駅そばの屋台でホットドッグを食べて済ませ、こんどは西南へ向かう14番トラムの乗って出発です。
トラムは川沿いを南に走って行きます。すると車窓から「ダンシングハウス」がみえてきました....おおお、これもこんなにすぐに見つかるとは...。トラムは「ダンシングハウス」の手前の停車駅で停まったので、写真を撮るために途中下車。ちょっと前まで、「ダンシングハウス」のギャラリーで、チェコの漫画家、カーヤ・サウデックの展覧会がやってたみたいで、行きたかったなー、と思ってたのですが、後日、幸運がおとずれましたよ、それはまた今度の記事で。
さて、母待望の「ミクラーシュ教会」へやっとたどり着いたのですが、教会はお休み中で中に入れず。しかたなく塔へのぼることに。
入場料がかかり、1人90コルナ しますが、プラハカード割引で半額の45コルナでのぼれます。今まで海外旅行先で多くの塔の階段を歩いてのぼってきましたが、ここは狭くて、降りのエレ ベーターも無く、いちばんしんどかったかもしれません。そのせいか、のぼっていた観光客は私達を含めて10人程度。大変でしたが、のんびりとプラハの夕焼 けを楽しむことができました。
塔の上にはドイツ語を喋ってる浮かれた中高生くらいの元気な男の子3人組がいたのだけど、下に降りると両親が待っていたので、親子でチェコ旅行をしてるみたい。親子三世代で観光している人達を見かけたり、そんなグループをよく見かけました。ユーロ圏ということで、旅行しやすいというのもあるんでしょうね。便利でいいなぁ。
その後、またまた町歩き、今度は夜のプラハ城を見るために、ネルドヴァ通りをのぼって行きます。ここも城まで上り坂になっていて、
たくさんのカフェや土産物屋が並んでいましたが、旧市街広場そばの店よりすこし品揃えや店の様子が洗練されているかも?と思いました。
店頭に多くの女性が立ち止まっている店があり、なんだろうと思ったら、トリップアドバイザーでプラハのお店を検索したときに、真っ先に出てきた「ジンジャーブレッドミュージアム」でした。
ミュージアムというより、ジンジャーブレッドの専門店で、たぶん、お菓子や可愛いものが好きな人は想像以上に楽しめるお店です。入り口カウンターには、ばら売りのジンジャーブレッドが並び、店中の壁と中心の棚 に、色とりどりのジンジャーブレッドが陳列されていました。http://www.gingerbreadmuseum.cz/cz/muzeum/
時期的にクリスマスマーケットなどでも多くのジンジャーブレットが販売されていましたが、この店の ジンジャーブレッドは別格で、どれも熟練された職人の手で丁寧につくられているのがわかるほど綺麗で、レースのほうにとても繊細なアイシングが施されてい るものもあったり、ま た柔らかさも味もバランスがよいと思いました。
また、テイクアウト用のホットチョコレートなどを売る窓口もあります。
屋台の物よりもちろん値段は張りますが、ここでは良い買い物ができると思います。もちろん、お菓子に使う道具や食器 も販売されていましたので、チェコ独特な菓子型などをご所望の方はこちらに足を運んでみてはいかがでしょうか。
(私は馬が大好きなので馬の形のを、母は赤ちゃん形のジンジャーブレッドを購入)
ここのお店で売られている人形はどれも名のある人形作家の方々がつくった物らしく、すばらしい作品がずらっと並んでいました。どれもいいお値段がしますが、良質で本物の操り人形が欲しい方はこちらで検討してみてはいかがでしょう。
お店のカウンターでは、60代くらいの夫婦が操り人形を手にとり笑みを浮かべていました。おそらくオーダーしていた人形と初めて対面できたのでしょう、注文したのは旦那さんなのかな?人形を大事に撫でて満足そうに店主と話しをしていました。さぞかし幸せでしょうね。
そしてお店の入り口には大きなお婆さんの人形が出迎えてくれます、小柄な老婆ならほぼ頭身であろう大きさなので、ちょっとびっくりするかも。表情といい、衣装といい、味があって本当によくできていました。
絵が書いてある扉には仕掛けがあって、紐を引っ張ると絵の表情が変わったりして面白いです。
歩いているうちにあたりは真っ暗。高台に昇るプラハ城への入り口の坂が見えたので、昇るとこちらでもクリスマスマーケットが開かれていました。
この日のプラハの夜景はこの通り、真っ暗ですが、クリスマスマーケットの明かりがほんのりと輝き、とても静かな夜です。
ホットワインを飲んで、マッシュルームを食べて休憩してから、ようやく再びのプラハ城へ。
「第1の中庭」の外側の門の前で小学生くらいの男の子が豪快に吐いていた....風邪かな?疲れたのかな?翌日元気になったかな?(汗)
夜のプラハ城は昼間とはまた異なり、美しく重工にライトアップされています。プラハ城へ訪れる際は、ぜひ昼と夜の2度足を運ぶことをお勧めします。
ヴァーツラフ広場へ戻り、ホテルから道路を挟んだ向かいの通りにある、イギリス系スーパー「マーカス&スペンサー」で夕食を買ってホテルで夕食。サンドイッチを買ったら、屋台で満たされてお腹すいてないのに買うなよとか叱られちゃったよ。食べるのは私なのになんなのイミフ。
あーおいしい。ヨーグルトもジュースの濃さも味も完璧!さすが高級スーパー様々。ごちそうさま。
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☆プラハ、気になったこと☆
さて、プラハに行って周りを見てみた感想ですが、日本から、特に都心に住む我々から見れば地方都市という感じがするのはしかたないのかも。ただ、プラハは 壁の漆喰彫刻が大変すばらしい。やはり各所有者であっ た方々の権力の象徴だそうで、それが街並みに花を添えているのはこの国独特の良いセンスのあわられなのかしらと思います。
しかし、漆喰装飾は保護しても壁 の色はパステルカラーであれば何でもよいそうで、なかなかカラフルな町並みでした。さらに、建物の高さも時代ごとに広げて行っているそうで、外見だけで建てられた時代を特定することは難しいそうです。古くからの美意識を大切にする反面、生活のための増築や改築は、仕方ないのかもし れませんね。
バーツラフ広場や、スメタナホール周辺は銀座や丸の内並みに大きなデパートや老舗のような店がのきを貫いていました。ホットドッグスタンドやスーパーマーケットやカフェやレストランもあちこちのあるので、プラハ滞在期間中はある程度の買い物には困らないでしょう。
チェコも多くのヨーロッパと同じように、路上喫煙や歩きタバコをしている人を多く見かけました。ただし、室内での喫煙は厳禁ですね。履物に関しては、チェコもぼこぼこした石畳の国です、街中でハイヒールは御法度。スニーカーが一番。
犬の散歩をしている人も多く見かけました。どの犬も決して吠えず、牙を見せず、他人にきょろきょろしたりせず、主人の横や後ろにきちっと並びながら歩きを乱さ ず行儀よく歩いていました。こちらもヨーロッパ各地と同じで、しつけがしっかりしている証拠でしょうね。犬が恐い私でも安心して犬のそばを通ることができ ます。
猫はあんまり見なかったなー。寒いからね。
スラブ系民族の特徴なのでしょうか?すっきりとした雰囲気の美人が多いと思いました。男女とも極端に太った人はあまり見かけず、女性はお尻くらいの長さになるような髪の長い人も多く見かけました。
高齢者や足の不自由なひとも、杖ではなくスキーストックのような物を使って歩いていたことなども印象に残りました。最近は日本でもたびたび見かけるようになりましたね。
韓国人のカップルや女の子同士のグループ旅行客を多く見かけました。なんでだろうな~と思ったら、韓国からチェコへの直行便があるようで。なるほど。
意外なことに、セグウェイツアーをしている観光客をよく見かけました。えー、参加する人いるんだー、という感じ。
プラハもスリの多発地域だそうです。しかし、リュックは御法度、ショルダーバッグは前にかけ、ポケットに財布を入れるなどのスリに優しいことはしないなど、当たり前のことをしていれば問題ないと思います。とくに人ごみでは油断しないようにお気をつけ下さい。
物乞いもときどきみました。よく見た物乞いのタイプが、汚いウインドブレーカーなど着て、リードに繋いだ中型~大型の犬を連れている若い男です。イタリア へ行った際、当時現地に滞在していた兄から、ヨーロッパ中には組織的にやっている物乞いが多いのでなにを見ても相手にする なとの忠告されたりしたので相手にしないことにしているのですが、見ていい気分ではないですよね。彼らにもいろいろあるんだろうけど...。(ローマで、 歩けないと言っていたお婆さんが、後日仲間らしき老婆とタバコ加えて笑談しながら軽々と階段を上っていたのを目の 当たりにしたりね...。)
彼らをみると、私が小さい頃は、都内の駅前には必ず軍人の姿をした物乞いがいたけど、祖父母から”ヤクザだから相手にするな”って言われていたなー。というのを思い出す。90年代初頭まで日本もそうだった、今は日本ではもの乞いを見なくなりましたね。うーん。
彼らをみると、私が小さい頃は、都内の駅前には必ず軍人の姿をした物乞いがいたけど、祖父母から”ヤクザだから相手にするな”って言われていたなー。というのを思い出す。90年代初頭まで日本もそうだった、今は日本ではもの乞いを見なくなりましたね。うーん。
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(おもちゃ屋さんのショーウインドウがシルバニアファミリーだった...。)
おつかれさまでした。明日はミュシャの超大作群と現代美術と墓地とオペラをみに行きます。
次回、~スラヴ叙事詩と墓地とオペラ~。よろしくね。